7.冷却のポイント

意識が回復し、寒いと訴えるまで冷却

 以下に3つほど、冷却法を紹介します。総じての注意点として、震えを起こさせないようにすることがポイントとしてあります。

 冷却のポイント

震えを起こさせない
  (その為には積極的にマッサージをする)

下の方法で、12もしくは、23を併用して行う

冷却は、意識が回復し、寒いと訴えるまでは続ける

その後に点滴もしくは水を飲ませるなどをする

意識が回復しても再び意識が無くなることも想定されるため、
  継続注意をして観察する

やり過ぎを恐れず、積極的に行なう
  (人間の体温は低温側に対して強く、高温側に弱いから)

1 冷水タオルマッサージと送風
 衣類をできるだけ脱がせて、体に水をふきかける、その上から、冷水で冷やしたタオルで全身、特に手足(末端部)と体幹部をマッサージ(皮膚血管の収縮を防止するため)する。風をおこすようにうちわ、タオル、服などで送風する。使用する水は冷たいものよりも、常温の水もしくはぬるいお湯が良い。

2 (氷嚢、アイスパック)などで冷却
 氷嚢、アイスパック、アイスノンなどを、腋下動脈(両腕の腋の下にはさむ)、頚動脈(首の横に両方から当てる)、大腿動脈(股の間にあてる)に当てて、血液を冷却する。

3 水を体表面にかけて送風(気化熱によって冷却)
 霧吹きなどで、水を吹きかけてその気化熱で冷却する。繰り返し吹きかけつつ送風する。皮膚表面を冷却しないで、かつ、震えを起こさせないよう注意。そのため、できるだけ温水のほうがよいと考えられるが、温水でないといけないものではない。送風にはドライヤーで温風を用いるのもよいが、うちわなどで扇ぐことでも可。